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執筆者の写真高間 大平

ケアマネジャーという仕事:やりがいをもって誇れる仕事であり続けるために

とある介護業界の団体で、大きな役割を担っていらっしゃる大先輩から、ケアマネジャーを取り巻く課題についての意見を求められる機会がありましたので、少し考えてみました。


①ケアマネジャーの業務について

ICTを活用して担当人数を増やし、生産性を上げるのであれば、「ケアプランデータ連携システム」のようなシステムは必須であると思います。もっと導入を簡単にし、利用料を取るようなせこいことはやめて、猶予期間は設けるにしても利用を義務化すべきだと思います。


②人材確保・定着について

あまり小細工をしても人材は集まらないと思います。他の産業より稼げるか、ライフワークバランスが優れているといった単純で具体的な理由が必要なのではないでしょうか。


③法定研修について

法定研修自体は必要だと思います。介護業界を取り巻く動向の把握や生産性の向上のためのテクニカルな部分については、日々のバージョンアップが必要でしょうが、事例検討や自己研鑽的な要素の部分は、法定研修で無理にやらせても無意味だと思います。


④ケアマネジメントの質の向上について

全体の方向性として、「生産性の向上」か「ケアマネジメントの質の向上」か、今すべきことを明確にしないと、どっちつかずでグダグダしたものになりそうです。選択と集中という意味でも、もっとわかりやすい舵取りをしてもらいたいと思います。


どの課題も一朝一夕にはいかないことだとは思いますが、私が大好きなケアマネジャーという仕事が、将来もやりがいをもって誇れる仕事であり続けてほしいと願っています。

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